ペンギン・ダイアリー

小学生男子の学びと遊び、ワーママの記録

【親の勉強】漢検2級に合格しました。

子どもと同時に漢検を受けようと思い、私は2級を受けることにしました。私の勉強についても記録しておきます。

 

子どもの漢検受験はこちら。

penguindiary.hatenablog.com

受検のきっかけ

子どもの記事の方にも書きましたが、QuizKnockきっかけで漢検を受けることにしました。私は漢検を受けたことがありませんでしたが、QuizKnockのみなさんが「準1級は難しいけど2級はちょうどいい」と言っていたので、2級を受けることにしました。2級は高校卒業程度ということで、いけるでしょうと気楽に考えていましたが、受検申し込み時に検定料が4,500円であることに気付き、プレッシャーに震えました。なお、子どもが受けた9級の検定料は2,500円でした。

 

勉強方法

①『漢検2級 漢字学習ステップ』

まずは出題範囲の漢字を学ぶところから始めようと、公式の問題集を買ってきました。勉強を始めたのは9月に入ってからだったと思います(試験日は10月下旬)。

漢字学習ステップは、1セクションごとにまず漢字5文字の説明があり、その漢字を主として、実際の出題形式(読み、書き、部首、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓異字、熟語の構成、四字熟語、誤字訂正)のうち5種類くらいの問題が載っています。しかし当然ながら、冒頭で習った漢字5文字以外に知らない漢字が多数出題されます。なんなら冒頭の漢字も書けないのがある。本当に高校卒業までに習った?

たとえば、漢字の勉強を始めた頃に見たジャニーズの舞台「DREAM BOYS」では、頭蓋骨の病気(脳の病気ではなく頭蓋骨の病気です)が重要な意味を持つのですが、頭蓋骨の「蓋」って書けないな…と思いました。

 

問題集は2周くらいやるかもしれないし、と思い、直接書き込まずにノートに答えを書いていきました。が、時間的に2周するのは無理だと早々にわかったので、間違えた問題に印をつけ、2周目はそれだけやりました。知らなかった熟語はgoo辞書で検索して意味を調べ、書けなかった漢字はノートの余白に書いて練習しました。とめはねはらいなども細かくチェックされるとのことだったので、丁寧に書くよう心掛けました。

部首は試験の数日前に、漢字ペディアの部首索引を見て、特徴的なものや間違えそうなものを書き出して集中的に覚えました。たとえば「舞」の部首は下半分の「タヰ」みたいな部分で「まいあし」という部首名だそうです。恋のマイアシ、と覚えました。

 

②「漢検2級-漢字検定問題集」アプリ

「漢検2級 - 漢字検定問題集」をApp Storeで (apple.com)

家で机に向かう時間があまりとれないので、通勤時にアプリで勉強することにしました。漢検対策アプリはけっこうたくさんあるようですが、無料(広告あり)で、レビュー数がそこそこ多くて評価も良いものを選びました。問題数が多く、出題形式ごとに分かれているので、苦手な形式(四字熟語など)を集中して対策できる点が良かったです。

書き問題はスマホ画面に手書きする形式で解答します。書いているうちに指が攣りそうになったので、スマホ用のタッチペンがあればよかったです。部首や対義語・類義語などは選択肢を選ぶ形式ですが、四択だとすぐわかってしまうので、選択肢を隠して答えを考える方がいいかもしれません。

 

勉強の楽しみと知らない言葉

私は学生時代にシンプル暗記の穴埋めテストが大好きだったのですが、漢検の勉強はそれを彷彿とさせる楽しさがありました。パパっと回答できる時の満足感はもちろん、う~んう~ん…もう少しで思い出せそう…と唸って考えている間に、脳裏にぼんやりと漢字が浮かんでくる感じ、関係のある語や部首などをいくつか書いているうちにピンときて、答えがくっきりと目の前に現れる感覚がたまりません。もちろん思い出せないこともありますが、思い出せなくて悔しかった!という気持ちとセットにして覚えると次からは忘れにくくなるような気がします。

それから、知らない言葉がたくさんあるという気づきがありました。特に四字熟語は見たことのないものがザクザク出てくるので苦戦しました。印象的だったものをいくつか挙げておきます。

『輪禍』……災いが輪廻のように巡るとか?

意味:自動車や電車などにひかれたりはねられたりする災難。(使いどころが少ない)

『仙境』……仙人のような悟りの境地のことか…?

意味:仙人が住むという所。(封神演義でしか見たことないな)

『袖手傍観』……後方腕組み彼氏面のこと!?

意味:手をこまねいて、ただ何もせずに傍で見ていること。(後方腕組み彼氏面ではなかった)

 

受検当日と結果

過去問は①の問題集の最後についていたものを解いただけでしたが、だいたい9割くらい正解できたので、いけるでしょうという気持ちで試験に臨みました。本番もまあだいたい9割くらいできたでしょうという感じでした。最後の1問で「法廷でコクビャクを争う」という問題が出ました。わからないので様々なコクとビャクを書き出し、組み合わせて解答欄を埋めましたが、正解は「黒白」とのことでした。知ってる漢字と知ってる漢字!ク、クヤシイ~!もう一生忘れません。

 

12月初旬に合格通知が送付されてきました。私の賞状は子どもが読み上げて授与してくれました。子どもより私の方が正答率が低かったので、子どもが「ママに勝った!」と喜んでいました。ママもまあまあがんばったのだが……

 

それにしても、久しぶりの試験勉強は楽しかったです。漢検2級は、勉強すればするだけ知識がついて、「できるようになってきている」という手応えを得るのにちょうどいい難易度だと思いました。日々の生活の中で勉強時間を捻出するのが大変だったのですが、私が勉強していると、子どもが「ぼくもやろう」とやり始めることがわかりました。率先垂範というやつですね。これからも子どもと一緒に勉強していきたいです。