ペンギン・ダイアリー

小学生男子の学びと遊び、ワーママの記録

【算数】きらめき算数脳

家庭学習のブログで知った、サピックス『きらめき算数脳』。子どもが小学1・2年生向けを1冊やり終えたので、感想です。

 

難易度とは裏腹にポップな表紙です

きらめき算数脳とは

『きらめき算数脳』は、パズルや図形問題など、楽しみながら考える力を育成する問題集で、ポップでキャッチーな紙面となっております。質の良い紙が使用されており、全ページカラー、シール、別冊解答解説付きで、2,090円と震えるお値段です。

算数の問題集なのに計算式はほとんど出てこず、イラストが多用されており、一見すると幼児向けの知育ドリルのようですが、平面・立体図形、条件を整理する問題、いろいろな場合を考える問題などがあり、難易度高めでどれも歯ごたえがあります。今気づいたのですが、裏表紙には「最高レベルの思考力問題をセレクト!」「今までの問題集では満足できなかったスーパーキッズのために」とあります。なんとスーパーキッズのための問題集だったようです。

ラインナップは、入学準備~1年生向け(かず・りょう/ずけい・いち)から始まり、小学1・2年生向け、小学2・3年生向け、小学3・4年生向け、小学4・5年生向けまであるようです。難しくて解けないと嫌になってしまうおそれがあるので、どれを買うか迷うようなら、下の学年向けを購入した方が良いかと思います。

Amazonで中のページのプレビューがありました。

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我が家の取組み

難易度は星1つから3つまで三段階に分かれています。2年生の秋頃に購入して取り組んでみましたが、1ページ目から順番に星1→星2→星3と進めたところ、星3の問題で子どもが「難しい!もうやりたくない!」とイライラしてやめてしまいました。また、色鉛筆を使う問題がよく出てくるのですが、間違えた際に色鉛筆で塗ったところが消しゴムできれいに消せないという点もイライラの原因になったようです。

それからしばらく手を付けずにいましたが、1月に入ってからあらためて(おだてなだめすかして)星1に取り組んでみると……思ったより難しくない!前よりできるようになってる!というわけで、星1を全部やる→星2を全部やる→星3を全部やる、という順番で進めました。最初からこうすれば良かったですね。ただし、星3でもなんなく解ける問題や、その逆もありました。

色鉛筆部分が消せないという問題点は、ブロックや折り紙で手を動かして考えてから色塗りをしたり、鉛筆でメモをして答えがわかってから色塗りをするなどの方法で解決しました。細かいところで子どものストレスを取り除くのも大事だなと思いました。

わからない問題は、親が一緒に問題を読んで考えました。ただし、解答解説を見ても「なぜこうなるのか」を教えるのがとても難しいです。やはり一緒に手を動かして順番に考えるのが良いのではないかと思います。

子どもを見ていると、じっくり考えるのが楽しく、パズルみたいで解けると達成感があるようでした。面白さに気付いたのか、「なにか勉強しようか」と声をかけた時は、自ら本棚から『きらめき算数脳』を取り出してきていました。そしてスピードアップして取組み(ただし毎日ではありません)、1月中に1冊終えることができました。普段は数冊の問題集を並行して気が向いたときにのんびりやっているので、異例の速さです。2,090円が無駄にならなくてヨカッタ~。

 

1冊終えてみて

横から見ていて、問題文をしっかり読んで条件を把握すること、試行錯誤して・順序立てて考え、答えを導き出すことのいい練習になったのではないかと思います。夫(わりと勉強が好き)も、子どもに教えながら「これめっちゃいい問題集やと思う。1冊やったら力つくわ~」と言っていました。

難しいのにゲーム感覚でとっつきやすく、気づいたら難しい問題をじっくり考えている、解けると楽しい、というのが『きらめき算数脳』の特徴でしょうか。

ノっているうちに続けてできたらいいなと目論み、2・3年生向けの『きらめき算数脳』(2,090円)も購入しました。子どもが難しく感じるようなら、1・2年生向けと同様に、しばらく寝かせておいて再度トライしてみようと思います。考えることの楽しさを刷り込んでいきたいですね。